HTTP/1.0 200 OK Server: Apache/2 Content-Length: 61255 Content-Type: text/html ETag: "16ad9a2-19a9-399a8540" Cache-Control: max-age=1 Expires: Sun, 14 Apr 2013 00:58:06 GMT Date: Sun, 14 Apr 2013 00:58:05 GMT Connection: close 朝日新聞デジタル:天声人語

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 すわ、南海トラフ地震かと驚いた人もいたようだ。早朝の兵庫県・淡路島を震度6弱の揺れが襲った。季節は違うが、あの阪神・淡路大震災と発生時間はごく近い。眠りから手荒く起こされ、18年前の記憶にふるえた方も多かったに違いない▼近畿から四国まで大きく揺れた。天災は忘れたころにやってくる、と言うけれど、このところは忘れるいとまもない。日本列島は地震活動期に入っているらしい。「常在戦場」の心構えを、日々新たにすることが欠かせない▼備えあれば憂いなし、とも言うが、これも言葉と現実は違う。実際には、備えあれど憂いあり、となろう。いまや「絶対安全」の太鼓判は何の保証にもならない。そんな中で、「想定外」の言い訳を封印すべく、いつか来る巨大地震に備えることになる▼今日かも知れず、遠い先かも知れない。備えとはゴールの見えぬマラソンに似ている。大災害が起きると個々の防災意識はいっとき高まる。しかし、いつしか走るのをやめてしまう人も少なくはない▼亀をめぐる笑い話を前にも書いた。夜店で「万年生きる」と言われて買うと、すぐに死んでしまった。文句をつけると「今日でちょうど万年目だった」。地震の確率と思って聞けば、笑話ではなくなる▼科学は進んでも、人間が地球にあてる聴診器は頼りなく、地震の予知は「見果てぬ夢」らしい。ゆえに「不意の地震に不断の用意」という関東大震災後の標語は、地震から90年がたつ今も色あせない。肝に銘じたい。

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