HTTP/1.0 200 OK Server: Apache/2 Content-Length: 64521 Content-Type: text/html ETag: "12fc17e-1a11-a319ef00" Cache-Control: max-age=1 Expires: Wed, 30 Jan 2013 22:21:06 GMT Date: Wed, 30 Jan 2013 22:21:05 GMT Connection: close 朝日新聞デジタル:天声人語

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2013年1月31日(木)付

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 「生きているうちに見つけて下さいまして、ありがとうございました」。最年長の75歳で芥川賞を受けた黒田夏子さんの弁に、表現者の意地を見た。人の世の無常を思う1月の言葉から▼「文(ぶん)! こっちだ帰ってこい!」。アルジェリアでテロに倒れた内藤文司郎(ぶんしろう)さん(44)の亡骸(なきがら)が故国に戻り、母さよ子さん(69)が棺(ひつぎ)に叫んだ。弟の二郎さん(41)は「肉体は帰ってきたけれど、魂はまだ向こうにある気がして」▼阪神大震災から18年。尼崎市の小村勝志さん(70)は、次女(当時22)を失った。6カ月の身重だった。「孫が生まれていれば高校を卒業する頃。毎年こうしないと、大きな忘れ物をした気になる」。神戸の東遊園地で竹灯籠(どうろう)に火をともし、慰霊碑で娘の名を確かめた▼「貧困、自殺、犯罪。問題の根っこはつながっている」。犯罪学者の浜井浩一さん(52)が語る。「それは心の問題ではなく、社会に居場所があるかないかの問題。反省と違い、更生は一人ではできません」▼体罰問題と向き合う義家弘介(よしいえ・ひろゆき)文科政務官(41)は、高校で退学を経験した。「少年時代の一時期、私は暴力と身近な世界に身を置いた。暴力から希望が生まれないことは、実体験として分かる。残るのは後悔と悲しみだけです」▼60年前に芥川賞に選ばれた安岡章太郎さんが、92歳で亡くなった。同世代の文学者、ドナルド・キーンさん(90)は「会えばよく一緒に笑っていたのを思い出します」。長短はあれど、人の記憶に笑顔一つで残る人生でありたい。

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