
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 51799 Content-Type: text/html ETag: "1000a6-1853-4d305d893c2ef" Expires: Sat, 12 Jan 2013 01:21:49 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 12 Jan 2013 01:21:49 GMT Connection: close
![]() 安倍・橋下会談 政権安定化への布石となるか(1月12日付・読売社説)安倍首相が通常国会に向けて周到な布石を打っているように見える。 首相は大阪市を訪れ、日本維新の会の橋下代表代行(大阪市長)、松井幹事長(大阪府知事)と内閣発足後初めて会談した。 首相は、緊急経済対策に言及し、2012年度補正予算案の早期成立に協力を要請した。橋下氏らは医療分野の規制緩和など大胆な構造改革の実現を求めた。 野党第1党の民主党の海江田代表と正式に会談していない段階での今回の意見交換は異例だ。 昨年秋の自民党総裁選前から、首相は橋下氏と意見交換を重ね、憲法改正など国政課題での連携に意欲を示してきた。それを具体化するための一歩とも言える。 今月末に召集される通常国会では補正予算案、13年度予算案をはじめ重要課題が控えている。 安倍政権で与党は、衆院で3分の2を超える議席を有しているが、参院では過半数に届かない。「強引な国会運営」との批判を避けつつ、重要法案を成立させるには、政策ごとに野党と連携する「部分連合」を図らねばなるまい。 とくに、衆参両院の同意が必要な日銀総裁人事では、民主党から協力を得られればいいが、そうでなければ、維新の会やみんなの党、新党改革などの賛成を取り付けられるかどうかがカギとなる。 橋下氏は首相との会談後、記者団に「何でも反対という野党にはならない。政策ごとにしっかり議論し、まとめるものはまとめる」と述べ、是々非々の立場で臨む意向を改めて示した。 従来の野党は審議の拒否や引き延ばしに走りがちだった。それとは違う対応を見せてもらいたい。政府・与党と維新の会が歩み寄れる課題は少なくないはずだ。 維新の会は、衆院では54議席で野党第2党だが、民主党との差はわずか2議席しかない。維新の会の動向は、与野党の国会対応にも一定の影響を与えよう。 一方、首相にとって橋下氏との会談は、7月の参院選に向けて始まった野党間の共闘論議にくさびを打ち込む狙いもある。 民主党は参院選で自公両党の過半数獲得を阻止するため、他の野党との選挙協力を模索している。だが、維新とみんなの両党は、日本教職員組合(日教組)など労組に支援される民主党とは政策で違いが大きいとして否定的だ。 民主党は再生に向けた議論をようやく開始した。首相の“先制攻撃”にどう対応するのか。その戦略はまだ見えてこない。 (2013年1月12日01時32分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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