
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 52188 Content-Type: text/html ETag: "15c1ba-18a9-4d137847b8e0a" Expires: Wed, 19 Dec 2012 21:21:05 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 19 Dec 2012 21:21:05 GMT Connection: close
![]() 惨敗民主党 真摯な総括なしに再生はない(12月20日付・読売社説)果たして解党的出直しは可能なのか。党再生への道のりは険しい。 民主党は、22日に予定していた野田首相の後任を選ぶ党代表選を延期することを決めた。 党執行部は、首相が代表辞任を表明した以上、26日召集の特別国会前に新体制を発足させる必要があると考えた。来夏には参院選が控えており、正月から新しい「選挙の顔」をアピールしたいという思惑もあったに違いない。 だが、19日の民主党両院議員総会では、拙劣な政権運営と衆院選惨敗について「何ら反省も総括もないまま、新代表を決めるのは拙速だ」との意見が噴出した。 落選者や地方の声を聞いて敗因を分析しないと参院選も同じ結果になるとの認識も理解できる。 代表選延期はやむを得まい。表紙を代えるだけでは党再建は困難だ。 民主党は衆院で57議席に激減したが、野党第1党だ。巨大与党をチェックし、建設的な論戦の一翼を担う責務がある。しっかりした新体制を作らねばならない。 それなしでは、民主党と3議席差まで躍進した日本維新の会に、いずれ2大政党の一角をとって代わられよう。 代表候補には、岡田副総理、細野政調会長、馬淵澄夫政調会長代理らの名が取り沙汰されている。だが、まだ誰も名乗りを上げようとしないのはどうしたことか。 衆院選の結果に関連し、落選した田中文部科学相は「首相の独りよがりだ。『自爆テロ解散』で惨敗すると思った」と酷評した。大学新設不認可問題で混乱を招き、政権のイメージダウンの一因となったことはもう忘れたらしい。 自らの失敗を顧みず、安易に他者に責任転嫁するのは、民主党の 読売新聞の世論調査によると、民主党敗北の理由は、「党内のまとまりがなかった」との回答が51%で最も多い。「民主党政権の実績に不満があった」が21%で続いた。「野田首相に不満があった」は、わずか4%だった。 民主党はこれまで、重要政策の党内論議を先送りしがちだった。議論の末に決まったことを平気で蒸し返すなど、迷走が目立ち、政権党の体をなさなかった。これでは実績が上がるはずもない。 衆院選の総括と同時に、党の綱領策定や憲法改正の議論が欠かせない。それが政策の方向性をしっかり定め、団結力を高めることにもつながろう。 (2012年12月20日01時57分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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