
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 51211 Content-Type: text/html ETag: "d15c7-1799-4c7283f87eedf" Expires: Tue, 14 Aug 2012 23:21:14 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 14 Aug 2012 23:21:14 GMT Connection: close
![]() 五輪閉幕 奮闘した選手をねぎらいたい(8月14日付・読売社説)ロンドン五輪が閉幕した。数々の熱戦の余韻を残し、聖火は消えた。 心配されていたテロなどの事件は起きず、4年に1度の祭典が無事、終了したのは何よりだった。 17日間、世界のアスリートたちの磨き上げたスピードや技を堪能した。陸上100メートルと200メートルで、史上初の2大会連続2冠を達成したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)の走りは、後世まで語り継がれることだろう。 日本選手団は、金7、銀14、銅17の計38個のメダルを獲得した。見事な成績である。奮闘した選手たちをねぎらいたい。 メダル数で最多だったアテネ五輪(2004年)の37個を超え、国別メダル数では6位だった。 今大会で目立ったのは、メダルを取ったことのない競技や、長年、金メダルから遠ざかっていた競技での頑張りだった。 最終日、レスリングの米満達弘選手が金メダルに輝いた。男子レスリングでの優勝は、ソウル五輪以来、24年ぶりだ。 ボクシングでも、東京五輪以来、48年ぶりの金メダルを村田諒太選手が手にした。卓球とバドミントンは、男女を通して初のメダル獲得だった。女子バレーボールのメダルも28年ぶりだった。 メダルを取った競技のほとんどは、政府による重点強化の対象となっている。メダル有望種目に的を絞った強化策が、一定の効果を上げたと言える。 ぜいたくを言えば、金メダルが少なかった。16個だったアテネ五輪の半数以下にとどまった。 男子柔道は、五輪で初めて金メダルがゼロに終わった。各国選手が日本の柔道を研究して力をつけた結果だ。競技が国際化し、日本選手は勝って当たり前、という時代ではなくなったのだろう。 近年の国際試合でも、男子柔道は苦戦続きだっただけに、柔道界の対応の遅れは否めない。 今回の大会運営では課題も残った。バドミントンで8選手が失格処分を受けた。決勝トーナメントで有利な相手と対戦するため、1次リーグで故意に負けようとしたとされる。柔道などでは審判の判定を巡るトラブルも目立った。 4年後の五輪は、ブラジルのリオデジャネイロで開催される。 ゴルフと7人制ラグビーが新たに加わるのは、楽しみだ。 日本選手の活躍に、「感動を生で味わいたい」と思った人も多いのではないか。ロンドン五輪の余熱を、2020年東京五輪の招致活動の盛り上げにつなげたい。 (2012年8月14日01時32分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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