
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 50766 Content-Type: text/html ETag: "a33aa-179a-4c1bc2af14ec7" Expires: Wed, 06 Jun 2012 01:22:30 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 06 Jun 2012 01:22:30 GMT Connection: close
![]() 菊地容疑者逮捕 「オウム」実態解明につなげよ(6月6日付・読売社説)オウム真理教による地下鉄サリン事件で、特別手配されていた菊地直子容疑者が逮捕された。 なぜ17年も逃亡できたのか。この間、教団の支援はなかったのか。警視庁には徹底捜査を求めたい。 菊地容疑者の逮捕容疑は殺人と殺人未遂だ。地下鉄サリン事件で使われたサリンの製造について、「手伝ったのは間違いないが、何を作っているか知らなかった」と供述している。 都庁郵便爆弾事件、地下鉄新宿駅トイレの青酸ガス殺人未遂事件に関与した疑いもある。 教団を巡っては、警察庁長官狙撃事件との関連など、未解明の部分が多い。菊地容疑者の逮捕を教団の実態解明につなげたい。 重要なのは、同じく特別手配された高橋克也容疑者の捜査に有力な手がかりを得たことである。 オウム事件で逮捕状が出た中で、逃亡を続けている最後の容疑者だ。地下鉄サリン事件で、実行犯を車で目的地に送る運転手役だったとされる。 教団に強制捜査が入った1995年以降、菊地容疑者と高橋容疑者は一緒に逃げていたことが新たに判明した。6年ほど前まで川崎市内のマンションに同居し、少なくとも2年前まで接触していた可能性があるという。 これまで、足取りがほとんど不明だったことを考えれば、大きな前進である。一刻も早く所在を突き止めてもらいたい。 昨年末、やはり特別手配されていた平田信被告が出頭し、逮捕された。これにより、オウム事件への関心が再び高まった。逮捕に結び付く情報への懸賞金の額も、菊地、高橋両容疑者については、1000万円に倍増された。 こうしたことで、警察への情報提供の件数が増えた。今回、菊地容疑者を逮捕する端緒となったのも、「似た女性がいる」という情報だった。 一方で、警察は特別手配しながら、菊地容疑者らの長期逃亡を許した。捜査に問題はなかったのか、検証が必要だ。 教団は現在も「アレフ」と「ひかりの輪」に名前を変えて存続し、約1500人の信者を抱えている。教祖だった松本智津夫死刑囚の肖像を掲げる施設もある。周辺住民との 公安審査委員会は1月、団体規制法に基づく観察処分を3年間、延長することを決めた。「松本死刑囚に帰依する性質に変化はない」との理由からだ。教団の監視を怠ってはならない。 (2012年6月6日01時29分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
![]() ![]() ![]() |
![]() |
今週のPICK UPPR
![]() ![]() ![]()
![]() ![]() ![]() |
![]() |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |