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5月1日付 よみうり寸評

 「休憩中、運転席でうつぶせになっていた」「カーナビをさかんに気にしていた」など乗客は心配だった◆予定の上信越道を通らず、なぜか遠回りの関越道を走った。あげくツアーバスは防音壁に激突、車体は壁に切り裂かれるようになり、乗客7人が死亡した◆29日未明、群馬県の関越自動車道で起きた高速バスの惨事は居眠り運転が明白だ。5年前の大阪・吹田市のスキーバス事故など、同様な例も思う。重大な過ちだが、運転手を責めるだけでは防げない。その誘因の分析が肝要で、対策が問題だろう◆高速ツアーバスは参入規制の緩和で大幅に増えた。価格競争のしわ寄せが安全に響く心配がある。運転交代、乗務前の仮眠などは果たして万全か◆今回の運行も1人1日670キロの国交省指針の範囲内とはいうが、居眠りの現実を見据えるといい。夜間ツアーなら運転手2人の方がいい。多くの運転手が居眠りのヒヤリハットを経験している◆利用者も安値とともに交代運転手など安全面のチェックにも目を持とう。

2012年5月1日13時47分  読売新聞)

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