HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48733 Content-Type: text/html ETag: "fe263-1306-4be00dd8bacae" Expires: Thu, 19 Apr 2012 21:21:19 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 19 Apr 2012 21:21:19 GMT Connection: close 4月19日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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4月19日付 よみうり寸評

 大臣の問責騒ぎはいささか食傷気味だが、今回のケースはやはり見過ごせない。防衛相が短い間に2代続きで問責される事態を招くなど、これでいいのかと思う◆野田首相は閣僚の任命を〈適材適所〉と言うが、そのポストに適材であるはずの人物について〈無知の知〉などという理屈でかばうのは不可思議千万な話◆ご本人の田中直紀防衛相は「職責を果たす」と言うが、そのポスト、実は針のむしろではないのか。国会答弁は見ている方もハラハラ、ドキドキだ。常に事務方の助けを借りて〈二人羽織〉〈千手観音〉などと揶揄(やゆ)された◆あげく〈無知の知〉と任命権者にかばわれては〈無知〉が公認されたようなもの。質疑が資質テストか防衛クイズを思わせるように見えたのは悲しい◆加えて北朝鮮の人工衛星と称するミサイル発射への対応をめぐる混乱も。国家の根幹にかかわる重要ポストだ。大臣個人の問責ですむ話ではなかろう◆防衛相と前田国土交通相の問責決議案はあす20日、参院本会議で可決の見通しだ。

2012年4月19日13時46分  読売新聞)

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