HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48688 Content-Type: text/html ETag: "f4a0e-12ed-4bdd8b560c602" Expires: Wed, 18 Apr 2012 01:21:19 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 18 Apr 2012 01:21:19 GMT Connection: close 4月17日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




現在位置は
です

本文です

4月17日付 よみうり寸評

 マレー・ローズ氏の訃報をスポーツ面で知った。メルボルン(1956年)、ローマ(60年)両五輪の競泳男子自由形金メダリスト◆15日、白血病のためシドニーで死去した。73歳。東京五輪以前の2大会での活躍だが、水泳のオールドファンには忘れられないオーストラリアのヒーロー◆メルボルンでは400メートルと1500メートルの自由形、ローマでも400メートル自由形で優勝した。この2大会にわたってローズ選手が金メダルを手にしたとき、その3レースでいずれも銀メダルだったのが、日本の山中毅選手(輪島高、早大)だった◆ローズvs山中は宿命のライバル関係だったが、3度とも厚い壁は破れなかった。フジヤマのトビウオ・古橋も果たせなかった夢はあと一歩でかなわなかった◆日本の男子競泳自由形は戦前のロサンゼルス、ベルリン五輪の1500メートルを連覇するなどの栄光があるが、世界のトップレベルで戦ったのは山中あたりまでだ◆自由形競泳陣を強化したい。かつてのライバルの訃報にそのことを思った。

2012年4月17日13時52分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ
現在位置は
です