HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49012 Content-Type: text/html ETag: "f883d-1376-4bd9ccd730e6c" Expires: Sat, 14 Apr 2012 23:21:17 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 14 Apr 2012 23:21:17 GMT Connection: close 4月14日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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4月14日付 よみうり寸評

 織姫(ベガ)と(ひこ)(ぼし)(アルタイル)が一つになって、「ベガルタ」。七夕まつりが名高い(もり)の都・仙台にふさわしいチーム名だ◆サッカーJ1で奮闘するベガルタ仙台を彦星に見立てれば、織姫役となるのは、2月に発足した女子チーム、ベガルタ仙台レディースだろう。先ごろ、なでしこリーグ2部にあたるチャレンジリーグ初戦を白星で飾った◆ここに至るまで、選手が直面したのは、東日本大震災までは想像もつかない事態だった。大半の選手が所属していた東京電力のマリーゼが、福島第一原子力発電所の事故のため休部に追い込まれたのだ◆選手は出身校などで独自練習を強いられた。そこにベガルタが受け入れの手を挙げたことで、念願の再出発がかなった◆初戦、主将の下小鶴綾選手は「試合をやれるありがたさを感じた」と感慨を込めた。「マリーゼは終わってしまったこと」。前を向く姿勢が何とも頼もしい◆1部昇格を目指すチームは、15日に第2戦を迎える。織姫たちの新たな戦いを見守っていきたい。

2012年4月14日14時24分  読売新聞)

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