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3月27日付 よみうり寸評

 ハードルが高すぎる。いつもそう思う。EPA(経済連携協定)に基づく外国人看護師受け入れ事業の看護師国家試験のことだ◆きのう発表された合格者はインドネシア人34人、フィリピン人13人の計47人。受験者は415人で合格率11・3%の難関だ◆この試験、今年で4回目になる。来日1年で受験した最初の2009年は合格者0。翌10年は3人、11年は16人が合格した。年々上昇、今年の合格者は昨年の約3倍、合格率も初の2ケタに乗せたとはいえ、日本人も合わせた全体の合格率90%との開きは大きい◆それぞれの国ではベテランの看護師も少なくないが、日本で看護助手をしながら3年で合格しないと滞在期限が切れる◆〈石に種をまく〉はインドネシアのことわざだ。種まきは教え育てること。漢字にルビを振るなど工夫はしてもまだまだ難しい試験はこのことわざを思わせる◆〈重ければともに担ぎ、軽ければともに提げる〉というのもある。EPAの看護師受け入れもその友情と協力なしには生きない。

2012年3月27日13時43分  読売新聞)

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