HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48765 Content-Type: text/html ETag: "2f4d66-12d7-4bbb9ba234359" Expires: Wed, 21 Mar 2012 22:22:22 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 21 Mar 2012 22:22:22 GMT Connection: close 3月21日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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3月21日付 よみうり寸評

 「がれきの広域処理は十分な広がりを見せていない」と細野環境相。20日、受け入れ要請に訪れた青森県八戸市でそう語った◆東日本大震災のがれきの山は進まない復興の象徴だ。当欄も〈山よ、動け!〉と書いたが、動きの鈍いこと歯がゆいばかり◆そんな折、〈「がれき」引き受けは日本人なら当然だ〉という桜井勝郎・静岡県島田市長の寄稿を「新潮45」4月号で読んだ。「がれきは放射能汚染物ではない。反対派の脅しに屈せず、今こそ自治体トップが決断すべきだ」という呼びかけに共感する◆同時に、広域処理の進まない理由の一端もうかがわれた。放射能の心配は分かるが脅しは穏やかでない。冷静に安全の確認を望む◆桜井市長によると、がれき受け入れの表明後すぐに50〜60通の反対メール。そのほとんどが市外、県外からで個人をののしるようなものが目立った。自宅にもいやがらせの電話が連日かかった◆政府は全国の道府県や政令市に処理を文書で要請したが、もっと積極的に先頭に立つべきだろう。

2012年3月21日14時04分  読売新聞)

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