HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49645 Content-Type: text/html ETag: "f4d89-130a-4b95dee930964" Expires: Tue, 21 Feb 2012 01:22:22 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 21 Feb 2012 01:22:22 GMT Connection: close 2月20日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




現在位置は
です

本文です

2月20日付 よみうり寸評

 〈国手(こくしゅ)〉――名医のこと。医師を敬っていう古くからの語。「国を医する名手の意」とも辞書にある◆天皇陛下の冠動脈バイパス手術を手がけた東大病院と順天堂医院心臓外科の合同チームの医師の方々に敬意を表す。これぞ国手の名にふさわしいと思った◆「成功かどうかの判断は、陛下が術前に希望された公務、日常の生活を取り戻される時期。そのときを楽しみにしてほしい」と執刀医の順天堂大心臓血管外科の天野篤教授。その謙虚、慎重な言葉には余裕さえ感じられて素晴らしい。自信があればこそだろう◆「普段の手術を普段通りしたということで、結果もその通りです。必ずや『いいようです』とお言葉を聞く日が来ることを確信します」とも述べた◆さすがはオフポンプ(心臓を動かしたまま)の冠動脈バイパス手術を日本に定着させたパイオニアの国手、そしてその人を執刀医とした合同チームだ◆手術の無事終了を喜び、一層順調なご回復をお祈りする。何よりも十二分のご静養専一になさいますように。

2012年2月20日13時42分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ
現在位置は
です