
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49869 Content-Type: text/html ETag: "ad714-1313-4b953743d1e42" Expires: Mon, 20 Feb 2012 00:21:48 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 20 Feb 2012 00:21:48 GMT Connection: close
![]() 2月20日付 編集手帳関西弁には「どぎつい」イメージがついて回る。だが、ほっとさせてくれる言葉も少なくない。その一つに〈やってみなはれ〉がある◆突き放すわけではない。押しつけがましくもない。何より相手への信頼感が伝わってくる。〈やってみなさい〉〈やりなはれ〉では、このニュアンスを出せない◆口癖にしていた人は多い。例えば第1次南極越冬隊長だった西堀栄三郎氏だ。TBS系列で昨年放送されたドラマ『南極大陸』では、越冬隊長を演じる香川照之さんが「とにかく、やってみなはれ」と幾度も隊員を励ましていた◆〈百万回、口にした〉との伝説が残るのは、サントリー創業者の鳥井信治郎氏だ。向こう見ずとは違う。サントリー社員だった作家の開高健氏が思いを代弁している。〈起り得るいっさいの事態を想像しておけ。しかし、さいごには踏みきれ。賭けろ(中略)賭けたらひるむな。徹底的に食いさがってはなすな〉(新潮文庫『やってみなはれ みとくんなはれ』)◆鳥井氏が亡くなってから、きょうで50年になる。傷ついた日本に勇気を与えてくれるような気がして、その言葉をかみしめた。 (2012年2月20日01時12分 読売新聞)
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