HTTP/1.1 200 OK Connection: close Date: Tue, 14 Feb 2012 21:21:49 GMT Server: Apache/2 Accept-Ranges: bytes Content-Type: text/html Age: 0 東京新聞: 女友だちに渡す「友チョコ」が主流のご時世とはいえ、朝から…:社説・コラム(TOKYO Web)
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【コラム】

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 女友だちに渡す「友チョコ」が主流のご時世とはいえ、朝から落ち着かない男の子が多いかもしれない。二月十四日はバレンタインデー。多くの男性陣が、菓子メーカーの策略を呪う日でもある▼実は、こんな珍しい日でもあるという。「日本ふんどし協会」なる団体が、「ふん(二)どし(十四)の日」を制定し、廃れてしまったふんどしの普及を呼び掛けている(十日付TOKYO発面)▼こじつけ感もあるが、会長の中川啓次さん(35)はいたって真面目だ。「日本が誇るエコ文化をグローバルへ」「ふんどしの力で日本を元気に」と格調が高い。「ベストフンドシスト」も発表するという▼中川さんは、和装小物メーカーとリネン製のおしゃれなふんどしを開発。「SHAREFUN(しゃれふん)」と名付けてネット限定で販売を始めたが、意外にも女性の人気が高いらしい▼以前、この欄でステテコの愛用者だと書いたことがある。湿気の多い日本でははき心地がよくて手放せない。ブームが到来したステテコのように、締め付け感がなく、心身のリラックス効果もあるというふんどしに復活の気配を感じる▼着物の後ろのすそを帯に押し込んで走る江戸の男は、尻をいつもきれいにしていた。みえを張ってふんどしも高級品を身に着けていたという。江戸っ子に戻って、おしゃれなふんどしと決め込んでみますか。

 

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