HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49592 Content-Type: text/html ETag: "f4901-1308-4b8d127203cf5" Expires: Mon, 13 Feb 2012 23:21:20 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 13 Feb 2012 23:21:20 GMT Connection: close 2月13日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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2月13日付 よみうり寸評

 岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル異常出水事故で、先週の当欄は「想定外」について考えた◆その続きを書く。〈「想定外」の(わな)〉(柳田邦男著)によると、想定外は三つに分類される。Aは「本当に想定できなかったケース」だが、これは極めて少ない◆Bは「ある程度想定できたが、データが不確か、確率が低いなどから除外されたケース」。Cは「発生は予測されたが、取り組むと設計が大がかりで、投資も巨大になるのでそんなことは当面起こらないと楽観、想定の上限を線引きしたケース」◆大震災や原発の問題とはスケールこそ違え、どんな事故でも、安全対策の〈想定〉はABCのどれかをチェック、反省が必要だ◆今回の海底トンネル事故は評価の高いシールド工法だけに、改めて安全の想定を謙虚にチェックする必要があろう。海底にできたくぼみなどに疑問は少なくない◆先週の当欄でシールド工法の例示の一つとした「青函」は同工法ではありませんでした。訂正します。

2012年2月13日13時45分  読売新聞)

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