HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 50160 Content-Type: text/html ETag: "f6659-136d-4b8080b44d413" Expires: Fri, 03 Feb 2012 21:21:22 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 03 Feb 2012 21:21:22 GMT Connection: close 2月3日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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2月3日付 よみうり寸評

 〈春は名のみの風の寒さや〉――きょう節分、あす立春。この季節、決まって「早春賦」の一節を思う。まさに春は名のみなのだ◆2番の歌詞のリフレイン〈今日もきのうも雪の空〉は豪雪のニュースが続く今冬にぴたり。3番の〈春と聞かねば知らでありしを 聞けば()かるる 胸の思いを〉に同感同感とうなずく◆日本海側の豪雪もきょうでいったん峠を越えるというが、来週、8日ごろにはまたぶり返すというから、雪害の心配は続く。秋田県玉川温泉の雪崩で3人が犠牲になった。お悔やみを申し上げる◆節分の豆まきは、中国の追儺(ついな)に由来する。「鬼やらい」ともいい、疫病や災害を追い払う行事。豆まきで鬼を追い出す◆この鬼のもともとは冬の寒気、疫病。「災いをもたらす、目に見えない隠れたもの」が「(おに)」で鬼だと永田久氏の著「年中行事を科学する」にある◆節分に恵方巻きは大阪が起こりと聞くが、今ではすっかり全国区。コンビニなど各店の今朝のちらしには数々の恵方巻きが満載で客を呼んでいる。

2012年2月3日13時49分  読売新聞)

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