HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49459 Content-Type: text/html ETag: "ad64c-12eb-4b7b7a56f0b73" Expires: Mon, 30 Jan 2012 22:21:19 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 30 Jan 2012 22:21:19 GMT Connection: close 1月30日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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1月30日付 よみうり寸評

 テニスの得点は、0のラブ(love)に続いて15、30、40と特異なかたちでカウントされる◆起こりは古く、諸説あるが、得点の基本単位が15。15×4=60で1ゲームが成立するというのが本来の考え方。45を40とするのは単なる省略という説明がある◆60が1ゲームの単位となった諸説の一つに「時計の文字盤説」がある。文字盤を4分の1に分け、15分を基本の単位にしたという説だ。古くは1ポイントを取ることが至難で長時間のゲームが多く、時計の文字盤を使って得点を確認していたという◆29日の全豪オープン男子シングルス決勝はノバク・ジョコビッチ(セルビア)がラファエル・ナダル(スペイン)を制し連覇したが、5時間53分の激闘◆長いラリーのフルセット・マッチでテニスの四大大会決勝史上最長記録となった。これまでは1988年全米オープンの4時間54分だったから1時間も長い◆時計の文字盤説の起こりを思う。1ポイント、1ゲーム、1セットを取る至難さ、それに耐える体力に驚嘆する。

2012年1月30日13時54分  読売新聞)

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