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1月26日付 よみうり寸評

 1932年(昭和7年)の佐藤次郎以来となる日本男子80年ぶりのベスト4進出はならなかった◆テニスの全豪オープン男子シングルス準々決勝で敗退した錦織圭選手のこと。相手は世界ランキング4位のアンディ・マリー(英)。壁は厚かったが、この先へ自信を強めたことと思う◆ランキング26位の錦織が10日目まで勝ち残ったのは、これまでになく体幹を強化して臨んだからだ。同時にベスト4を果たせなかったのも、その強化がもう一歩だったからともいえる◆世界のトップレベルで戦い続ける道は険しい。大会2週目を勝ち抜ける体力をさらに強化することだ。きっと道は開ける◆敗れたとはいえ、最後まであきらめない錦織にファンも手応えを感じた。後ろ向きにロブを追いかけて、股の間から打ち返したショットなど大いに楽しめた◆80年ぶりの全豪ベスト4への期待で、佐藤次郎の名をよみがえらせてくれたのもうれしい。深田祐介著「さらば麗しきウィンブルドン」という作品の主人公、伝説の名選手だ。

2012年1月26日14時22分  読売新聞)

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