HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49097 Content-Type: text/html ETag: "f1e1c-11d1-4b72ab5d64f21" Expires: Tue, 24 Jan 2012 00:22:16 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 24 Jan 2012 00:22:16 GMT Connection: close 1月23日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




現在位置は
です

本文です

1月23日付 よみうり寸評

 土俵下の優勝力士把瑠都の目に涙があった。桟敷席には故国エストニアからこの日のために呼び寄せた母ティーナさん。傍らにロシア人の妻エレナさんの和服姿◆こういう情景は、洋の東西を問わず胸を打つ。遠くバルト3国の一つ、エストニアからカイド・ホーベルソン少年が2004年2月に来日して8年になる◆05年秋、初土俵から8場所で十両に昇進、06年夏には史上2位タイのスピード記録で新入幕するなど順調な滑り出しだったが、ひざの故障などもあって賜杯は今回が初。大関10場所目の悲願達成だ◆大相撲初場所千秋楽、把瑠都は結びの一番で白鵬に敗れ、全勝優勝は阻止されたが、白鵬以外の力士が13日目に早くも優勝を決めたのは予想外の展開◆全勝優勝を阻止したのは横綱の意地だ。琴奨菊、稀勢の里と新大関が2場所続いて誕生したことが、不振だった把瑠都、琴欧洲、日馬富士ら古参大関を刺激してこの展開を生んだ◆来場所は把瑠都の綱取りがかかる。また優勝争いを面白くする展開を期待する。

2012年1月23日13時45分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ
現在位置は
です