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1月14日付 よみうり寸評

 将棋ファンには気がかりな一日だろう。今日午前から東京・千駄ヶ谷の将棋会館で人間とコンピューターの本格対戦(中央公論新社など主催)が行われているためだ◆米長邦雄永世棋聖とコンピューター強豪「ボンクラーズ」。米長さんは2003年に現役引退したが、劣勢から逆転する力強い棋風で知られる。ボンクラーズはミスが少ないと評される◆すでにチェスではコンピューターが人間を完全に負かしている。が、ルールが複雑な将棋では人間の優位が続いてきた◆ただ、技術の進歩は目覚ましい。近年はプロ棋士にコンピューターが勝つこともある。昨年末には、短時間で指す前哨戦ながら、米長永世棋聖がボンクラーズに負けを喫し、衝撃が広がった◆人間は直感を交え、大局を評価して指す。ボンクラーズは可能な手順を1秒間に最大1800万手も読んで最善の手を決める◆人間の大局観か、(しらみ)潰しの読みか。序盤は互いに探り合いが続いたが、小紙がお手元に届くころには決着がついている。乞う、ご期待。

2012年1月14日13時40分  読売新聞)

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