HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48411 Content-Type: text/html ETag: "f4900-11c7-4b6396c1dc823" Expires: Thu, 12 Jan 2012 03:22:52 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 12 Jan 2012 03:22:52 GMT Connection: close 1月11日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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1月11日付 よみうり寸評

 「私の関心事は天下国家の話で、それ以外はすべて秘書に任せていた」と小沢一郎民主党元代表◆強制起訴された東京地裁の被告人質問でやっと口を開いたと思えば何のことはない。相も変わらず終始「秘書が、秘書が」だった。リクルート事件など、昔から頻繁に使われてきた弁明◆秘書を盾に、そこで刑事責任を遮断する重宝な〈逃げ口上〉。大方がそう見るから極めて評判がよくない。民主党も野党時代は「秘書の罪は議員の責任」と鋭く迫っていたものだが、立場が変われば臆面もなく「秘書が」の弁明だ◆厚顔無恥という言葉も浮かぶ。天下国家の話で忙しいにしても「政治資金収支報告書を見たことは一度もない」はひどい◆それで出廷するのは法廷軽視、傲慢無礼でないか。秘書との共謀を徹底否認するためとしても「一度も見ていない」は???。信頼してすべてを任せたなら責任もともに負うのが筋だろう◆〈修身斉家治国平天下〉――秘書の監督もままならずに、天下国家は治められないのではないか。

2012年1月11日13時53分  読売新聞)

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