HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48341 Content-Type: text/html ETag: "f5b83-11c8-4b5acb8e924eb" Expires: Thu, 05 Jan 2012 03:21:17 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 05 Jan 2012 03:21:17 GMT Connection: close 1月4日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




現在位置は
です

本文です

1月4日付 よみうり寸評

 東日本大震災は17年も逃げ続けたオウム真理教の特別手配犯のしたたかな心をも揺さぶったのだろうか◆「大震災で不条理なことを多く見て、自分の立場を改めて考えた」と平田信容疑者。多くの人が亡くなったのに、罪深い自分が生きていることを不条理と言うのが本当なら殊勝なことだ◆大みそかの深夜に東京・丸の内署に出頭した。「2011年のうちに区切りをつけたかった」という。17年も逃亡の末だ。遅すぎると言いたいが、それが本人なりの決断らしい◆平田容疑者が出頭の際、最初に名乗り出た警視庁本部の正面玄関前で警戒中の機動隊員が取り合わず「丸の内署か交番へ行くように」と指示した経過があった◆オウムの特別手配犯3人はどこの交番にも顔写真の掲示がある。通報など市民への協力の呼びかけだ。その手配犯本人が「特別手配の平田です」と出頭した◆というのに、肝心の警察が門前払いとはいただけない。無責任で???の対応。事件の風化が警察から始まっているとしたら、それは怖い。

2012年1月4日14時01分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ
現在位置は
です