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12月28日付 よみうり寸評

 とんだ御用納めの朝になった。夜も明けやらぬけさの午前4時過ぎ、沖縄県庁の夜間受け付けに書類がたくさん運び込まれた◆米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市移設に関し防衛省が同県に提出する環境影響評価書。宅配業者に委託、搬送したのだが、きのう昼、反対派の妨害行動で阻止された問題の書類だ◆これが国家の根幹にもかかわる重大な行政手続きかと思うと情けない。だいたい業者に委託するというあたりが堂々とした態度でない。問題がこじれにこじれているというのに、事態を一層悪くする◆首相、少なくとも防衛相が出向いてもいい場面ではないのか。業者の車をチェックして阻止した反対派の妨害も度が過ぎたが、昼がだめなら夜襲とは◆子供の仕返しのようでいただけない。「闇に鉄砲」「闇夜に(つぶて)」はことの成り行きをまるで考えずに行動すること、あてずっぽうで定かでないことのたとえだ◆地元沖縄は一層硬化した。これで普天間が今のままでとどまるなら、反対派にも最悪のシナリオになる。

2011年12月28日14時01分  読売新聞)

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