HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 48181 Content-Type: text/html ETag: "f2aec-1291-4b4931a3c630f" Expires: Thu, 22 Dec 2011 03:22:01 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 22 Dec 2011 03:22:01 GMT Connection: close 12月21日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)




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12月21日付 よみうり寸評

 「1970年代から80年代初めまで特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に走ってこうなった。遺憾なことを率直におわびしたい」◆日本人拉致事件について、金正日(キムジョンイル)総書記がそう言ったことを忘れない。2002年9月、日朝首脳会談での発言だ。が、その後の北朝鮮の対応はおわびの言葉を裏切るものばかりだった◆それをそのままにして総書記は死去した。「一部の妄動、英雄主義」のせいにして「責任ある人は処罰された」ですませたが、実は、いずれも事件当時に党書記だった後の総書記からの直接の指示と警察庁は見ている◆きのう、平壌の錦繍山(クムスサン)記念宮殿、総書記の後継者に確定している三男、金正恩(キムジョンウン)氏は序列1位で遺体と対面した。権力継承がスタートしたという演出だ◆すでに「主体革命の偉大な継承者」「党と軍隊と人民の卓越した領導者」などと礼賛の始まった正恩氏だが、権力の継承者ならば、父の残した拉致問題はじめ数々の負の遺産も継承している◆その自覚を迫るために国際社会の連携が大切だ。

2011年12月21日14時02分  読売新聞)

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