
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49410 Content-Type: text/html ETag: "15da8d-16a8-4b332574d7df9" Expires: Sat, 03 Dec 2011 20:21:45 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 03 Dec 2011 20:21:45 GMT Connection: close
![]() モーターショー エコと未来カーで日本復活を(12月4日付・読売社説)魅力あるデザインや最先端の技術を競い、自動車メーカーはもの作りの底力を示してほしい。 「世界はクルマで変えられる」をテーマに、東京モーターショーが開幕した。ドイツなど13か国・地域から約170社が参加し、最新エコカーや未来車を出展している。 リーマン・ショック直後だった2年前の前回、欧米主要メーカーの参加がほとんどゼロだったのと比べると、かなり盛り返した。 しかし、米自動車大手(ビッグスリー)は不参加だ。出展台数も11月末に開幕した中国・広州のモーターショーの半分で、残念ながら地盤沈下は否定しがたい。 新車市場が縮小している日本より、世界最大の市場に急成長した中国などの新興国を海外メーカーは重視しているのだろう。 とはいえ、モーターショーは東京から情報を発信するチャンスである。高い技術力を誇る日本各社は巻き返しを図りたい。 今回、目立つのは、実用段階に入った電気自動車(EV)など進化したエコカーである。 量産型EVで先行する日産自動車と三菱自動車は、EVの電池を生活用の電源に使える未来住宅を出展した。日産は降車すると無人の自動運転で駐車場に向かい、充電して戻ってくる車も示した。 トヨタ自動車は、家庭でも充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)のプリウスや、スマートフォンからの指示で画像を車体に表示できる未来カーが目玉だ。ホンダは次世代電動スポーツカーなどを展示している。 これまでの自動車のイメージを超えようとする各社の意気込みが伝わってくる。 日産のカルロス・ゴーン社長が「車だけを売る時代は終わった」と述べたのはもっともである。 欧米勢だけでなく、韓国や中国メーカーも急伸し、競争は激しい。日本勢が技術開発を主導したり、社会インフラとしての車の新たな利用法を提案したりして、市場開拓を図ることが求められよう。 日本各社は、東日本大震災とタイ洪水で部品供給網(サプライチェーン)が寸断し、生産停止や減産に追い込まれた。超円高への対応も急務で、逆風が続く。 自動車産業はすそ野が広く、日本経済を支える大黒柱である。いばらの道を克服して活性化しないと、震災復興や、日本の本格的な景気回復も遅れかねない。 技術力と創意工夫をバネに、日本を (2011年12月4日01時11分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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