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11月30日付 よみうり寸評

 九州場所は千秋楽に敗れて10勝5敗で終わった。大関昇進の目安とされる3場所33勝には1勝たりない◆それでも稀勢の里の大関昇進が決まったのは、安定感とけれん味のない相撲が買われたからだ。審判部は満場一致で推した◆1年納めの場所の納めの一番に負け、大関昇進に花を添えられなかったのは残念、稀勢の里本人が一番悔しかったと思う。でも気にしない。33勝の目安はあくまでも目安。32勝での大関昇進は1999年の千代大海以来のことだが、それ以前に32勝以下の星で昇進した大関は少なくない◆後に横綱になる力士を拾っても、28勝の鏡里、初代若ノ花、北の富士、29勝の朝汐、30勝の柏戸、佐田の山、玉乃島……で書ききれないほどだ◆それよりも直近の場所の10勝5敗がものたりない。1場所15日制になった1949年以降、直近場所が10勝の昇進は初代若ノ花、北の富士、初代貴ノ花。稀勢の里は4人目になる◆最近では異例の昇進のようだが、10勝の先輩3人中2人が横綱になった。後を追うべし。

2011年11月30日13時49分  読売新聞)

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