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11月26日付 よみうり寸評

 千秋楽まで2日を残し、横綱・白鵬の2場所連続優勝が決まった大相撲九州場所。今場所から結びの一番は、第36代木村庄之助(本名・山崎敏広さん)が裁いている◆東京五輪の1964年に初土俵を踏み、先月末に63歳で、行司最高峰へ昇進した。腰に差した短刀は、大役を務める以上、差し違えがあれば責任を取って切腹する覚悟を示している◆経験豊富な行司を悩ませた力士といえば、昭和の名大関・貴ノ花(先代)が思い出される。「下半身にもう一つの命がある」と評された粘り腰でしばしば接戦を繰り広げた◆72年初場所8日目の横綱・北の富士戦は有名だ。横綱が先に手をつき、第25代庄之助は貴ノ花に軍配を上げるも、物言いの末、「かばい手」と判定されて差し違えに。庄之助は2か月後に土俵を去った◆今年は八百長問題で春場所が中止となるなど、大相撲史上に汚点を残した◆来年は一番でも多く、行司泣かせの相撲を見せてほしい。八百長の入り込む余地などない、最後まで勝負をあきらめぬ相撲を。

2011年11月26日16時23分  読売新聞)

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