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11月8日付 よみうり寸評

 青森県南津軽郡浪岡町出身の高谷俊英少年と同郡大鰐町出身の下山勝則少年が同じ夜行列車で上京、二子山部屋に入門、ともに15歳で初土俵を踏んだのは昭和43年(1968年)7月場所だった◆高谷少年は後の横綱隆の里で鳴戸親方、下山少年は後の横綱2代目若乃花の間垣親方だ。きのう急逝した鳴戸親方というと、この二人が青森から上京してきたエピソードを思い浮かべる◆集団就職の上京が盛んだった時代のこと。夜汽車の二人がそろって横綱を張ったのは例のない堂々のサクセスストーリーだ◆「いい弟子に恵まれて、これからという時なのに……。寝ている場合じゃないだろう。早く起きてこい」と鳴戸親方に呼びかけた間垣親方の車いす姿が悲痛だ◆上京当時のことが一番の思い出という。あれから43年。当時の二子山部屋は猛稽古で聞こえた初代若乃花の花田勝治さんが師匠。鳴戸部屋は猛稽古を継承した◆愛弟子稀勢の里が大関を狙う場所、一方に弟子への暴行疑惑。光と影の中、元おしん横綱が急逝した。

2011年11月8日14時04分  読売新聞)

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