HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 47486 Content-Type: text/html ETag: "2f5782-11d4-4b0182d6f4c18" Expires: Wed, 26 Oct 2011 02:22:23 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 26 Oct 2011 02:22:23 GMT Connection: close 10月25日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


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10月25日付 よみうり寸評

 〈遠くて近い国〉とはトルコのことだ。ずばりそのタイトルの中公新書(大島直政著)が出て40年余。距離は遠いが親日的な人が多い◆かつて奇観の地カッパドキアを旅したホテルの朝食時、日本のメロディーが流れてきた。「贈る言葉」と「川の流れのように」だったことを思い出す。昨年は日本トルコ友好120周年◆その奇観の地よりさらに東部のトルコで23日、マグニチュード7・2の大地震発生。死者・行方不明者多数。深刻な被害が広がっている。日本もトルコも地震国同士というのは喜べないが、震災の際は互いに支援し合ってきた◆それにしても東日本大震災の同じ年にとは何という巡り合わせか。3月にはトルコの救援隊32人が来日、行方不明者の捜索や遺体収容などに活躍した◆支援物資も送られてきた。東京のトルコ料理店主らによる炊き出しもあった。今度はそのお返しの番だ。在日トルコ大使館には、支援の申し出が相次いでいる◆遠くて近いトルコと日本の関係が一層近くなれば不幸中の幸いだ。

2011年10月25日13時43分  読売新聞)

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