
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 47739 Content-Type: text/html ETag: "fbb97-1218-4b00da2c72881" Expires: Mon, 24 Oct 2011 20:21:45 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Mon, 24 Oct 2011 20:21:45 GMT Connection: close
![]() 10月25日付 編集手帳直訳すれば「それは私にとってギリシャ語だ」となる。シェークスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』のセリフである。中野好夫訳では、「私にはまったくのちんぷんかんぷんでしてね…」◆柳沼重剛さんの『語学者の散歩道』(岩波現代文庫)によれば、「意味の分からぬ言葉」を表すのにギリシャ語を引き合いに出すのはシェークスピア以前にもいくつか用例があるらしい◆ギリシャ語のみならず、ギリシャの財政を読み解くのも“ちんぷんかんぷん”でしたか? ユーロ圏の国々に意地悪な質問をしてみたい気もする◆ギリシャで財政危機が表面化して2年、欧州各国の腰は重かった。欧州全体の金融危機に飛び火しかねない状況に立ち至ったのは、感度の鈍さ、“ちんぷんかんぷん”の罪だろう。やはり膨大な財政赤字を抱える日本にとっても、ひとごとではない◆「本当に虫を愛する人種は日本人と古代のギリシャ人だけだ」。ギリシャ生まれのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)はそう語った。並び称されるのは虫好きという風流な面だけにとどめて、財政危機への対応では別の道を歩まねばなるまい。 (2011年10月25日01時08分 読売新聞)
![]()
![]() ![]() ![]() |
![]() |
今週のPICK UPPR
![]()
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |