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10月20日付 よみうり寸評

 〈朝鮮王朝儀軌〉――日韓首脳会談に野田首相が持参し韓国側に引き渡した朝鮮王朝の祭礼や行事などの公式記録。文と絵図からなる◆植民地時代に日本に持ち込んだ王朝図書のうち今回は儀軌の一部など5冊を渡した。韓流時代劇「イ・サン」のファンなら儀軌がどんなものかはご承知だ◆儀軌図は王朝の役所の一つである図画署(トファソ)の画員によって描かれた記録画だ。ドラマでは後に王の側室になるヒロインのソンヨンが図画署の下働きの女性、茶母(タモ)という職業に設定されている◆イ・サンは22代の王、正祖。儀軌を最も盛んに編纂(へんさん)した王で、正祖時代の儀軌は数も多く、完成度も高いという。ソンヨンは茶母の身で画員の仕事に抜てきされた◆この王朝儀軌引き渡しで友好ムードを演出、「(大統領と)個人的信頼関係ができた」と野田首相。「日韓関係が未来へ向かう象徴的な意味を持つ」と李明博大統領◆両国間の難しい懸案はだれもが承知だ。近くて遠い関係を一歩一歩近くしていくほかはない。

2011年10月20日13時43分  読売新聞)

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