HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 47424 Content-Type: text/html ETag: "f92c4-1205-4af8b98105b74" Expires: Wed, 19 Oct 2011 02:22:23 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 19 Oct 2011 02:22:23 GMT Connection: close 10月18日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


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10月18日付 よみうり寸評

 力はあるが唯我独尊。世間知らずで空気が読めない。そんな人物だが、付き合わないわけにはいかない。としたら始末の悪い話だ◆「やらせメール」とそれについての報告書などでみた九州電力の対応にはそんな印象がある。独善・尊大はいただけない。玄海原発の再稼働に地元の理解が得られるかどうか心配になる◆九電は「やらせ」の原因究明のため有識者による第三者委員会を設けたのではなかったか。だが、それを踏まえるはずの九電としての最終報告書は、およそ第三者委報告の面影のないものになった◆「第三者委は終わったことだ。郷原信郎弁護士はもう委員長でもない」「私どもには私どもの考えがある」と真部利応九電社長。これには()然とした◆第三者委報告の都合のいいところだけを「つまみ食い」したと枝野経済産業相に批判され報告書を再提出するようだが、みっともない。真部社長が辞意を撤回したのもわかりにくい◆3・11以来の空気が読めないように見えるのは長い独占企業の体質のせいか。

2011年10月18日13時59分  読売新聞)

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