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10月4日付 よみうり寸評

 〈事業仕分け〉とはパフォーマンスに過ぎなかったのか。〈政治主導〉とはかけ声だけなのか◆埼玉県朝霞市に国家公務員宿舎を建設する話でそんなことを考えさせられた。野田首相が凍結を決めたのはいい。当然だ。が、世論や野党にせっつかれての経過はまことにいただけない◆東日本大震災の被災地復興が最大の課題である今、復旧復興のため増税を求めようという今、被災者の住む家がないのに何で公務員住宅か。不要不急と考えるのが常識。仕分けで凍結されたのが一昨年、それを解除したのは野田氏が財務相当時の昨年末だった◆いったん仕分けで凍結したのに、この解除も早いが、その後、大震災が起きたというのに、この9月着工。役所が一度始めたら止めるのは至難らしい◆野田首相も国会で「朝霞住宅は必要」と答弁していた。官員様に官舎の時代でもあるまいに〈官尊民卑〉が根強く残り、民主党の政治主導はまだひ弱◆まだまだ甘い。〈身を削ること〉は公務員の人件費、国会の定数……山とある。

2011年10月4日14時21分  読売新聞)

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