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9月10日付 よみうり寸評

 早大のスクールカラー、えんじ色の地に、銀の刺しゅうで「W」。新十両の皇風(きみかぜ)(尾車部屋)に贈られた化粧まわしの一つだ◆大相撲で早大出身の関取誕生は、78年ぶり。昭和初期に活躍した元関脇の笠置山以来となる。母校OBや出身地の東京・調布後援会などから化粧まわしが贈呈され、その期待の大きさに、皇風は「この恩は土俵で返したい」◆笠置山には逸話が残る。「双葉山関に勝ったら、その場で引退しようと思っていた」と語るほど、打倒・双葉山に情熱を傾けたという。出羽海一門の作戦参謀として、理詰めで〈昭和の大横綱〉の取り口を研究した◆自らは念願を果たせなかったが、69連勝の双葉山に土を付けたのが出羽海部屋の安芸ノ海だった。そんな母校の大先輩に、皇風は「少しでも近づきたい」と意欲をみせる◆秋場所が11日、初日を迎える。大関魁皇の引退で、横綱、大関に日本人力士が一人もいなくなった番付に、寂しさを感じる◆皇風ら新しい力が台頭し、横綱白鵬を脅かす日が待ち遠しい。

2011年9月10日13時49分  読売新聞)

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