HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 47486 Content-Type: text/html ETag: "f1d89-12a3-fbafb4c0" Expires: Tue, 30 Aug 2011 22:22:19 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 30 Aug 2011 22:22:19 GMT Connection: close 8月30日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


現在位置は
です

本文です

8月30日付 よみうり寸評

 「駅前留学はNOVA、駅前演説は野田」。四半世紀もダテに(つじ)立ちを続けていない。数合わせの選挙戦では聞かせる演説だった◆民主党代表選を決選投票で逆転勝利した野田佳彦氏のこと。晴れて新代表、そして新首相に就任だ。政治の素養を時代小説で学んだという話が心に残った◆「夢と志の世界を司馬遼太郎から、下級武士の(りん)としたたたずまい、(きょう)()を藤沢周平から、人情の機微を山本周五郎から学んだ」という。「今、それらが足りないから政治に対する不信、不安が出ているのではないか」とも述べた◆その通り。鳩山、菅と続いた民主党政権の頼りなさ、場当たりには不信、不安の山だ。タイプの違う後継が望まれる◆「選挙区は都市部だがシティーボーイには見えない。ドジョウが金魚のまねをしてもしょうがねぇ」と自認する野田氏。「汗をかいて働いて政治を前進させる」◆「挙党一致、ノーサイド」というが、これが難しい。「雪の坂道で雪だるまを押し上げる」ような難局に「素志貫徹」すべし。

2011年8月30日14時06分  読売新聞)

 ピックアップ

トップ
現在位置は
です