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8月25日付 よみうり寸評

 人気タレント、島田紳助さんが暴力団幹部と知り合ったのは、十数年前に抱えたトラブルを解決してもらったのがきっかけだった◆思えば、暴力団取り締まりのための新法、暴力団対策法が施行されたのは19年前、暴対法元年とも呼ばれた1992年3月◆そのころ警察庁がまとめたアンケートがある。これによると、トラブルの解決に暴力団を「利用したことがある」という答えが1・4%あった。「暴力団は必要悪」が7・8%もあった。民事介入暴力を略した民暴という言葉が広がったのもこのころ◆暴力団と弁護士の攻防を描いた映画「ミンボーの女」も登場した。暴力団に泣き寝入りしない意識が市民や企業に広がり始めた◆が、紳助さんはそんな時代の流れを読めていなかったのか。暴力団との交際を「この程度」なら「僕の中ではセーフ」と思っていた。暴力団追放が一朝一夕にはならない背景の一つでもあろう◆この際紳助さんに限らず芸能人いや芸能界はあげて「この程度」でも「アウト」を肝に銘ずべし。

2011年8月25日14時18分  読売新聞)

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