HTTP/1.1 200 OK Connection: close Date: Thu, 25 Aug 2011 03:06:36 GMT Server: Apache/2 Accept-Ranges: bytes Content-Type: text/html Age: 0 東京新聞:この夏、被災地の期待を背負って甲子園球場をわかせた青森県代…:社説・コラム(TOKYO Web)
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【コラム】

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 この夏、被災地の期待を背負って甲子園球場をわかせた青森県代表の光星学院の主力選手三人が、飲酒をしていた不祥事が発覚した。ギャンブルをしたことまでブログに書き込んでいた選手もいた▼凱旋(がいせん)ムードはしぼんだが、年末に実家に戻って羽目を外した高校生への処分として、日本高野連が準優勝の取り消しまで考えているとしたら行きすぎだろう▼勝ち進んだからこそ、選手のブログに関心が集まって飲酒がばれたが、こちらは過去のメールが決め手になった。暴力団幹部との親密な関係を理由に、電撃的な引退を表明した人気タレントの島田紳助さんである▼十数年前、テレビ番組での発言をめぐり右翼関係者とトラブルになった時、この暴力団幹部に解決してもらったことがあり、恩義に感じていたという。それを聞いてある事件を思い出した▼「ほめ殺し」を続ける右翼団体を抑えるため、竹下登元首相側は運輸会社社長を通じて暴力団のトップに仲介を依頼した。ほめ殺しは止まったが、社長の会社は暴力団の関連企業に食いつぶされた▼幹部との親交をずっと「セーフと思った」が、会社からの指摘で「アウトだと思った。そういうことなら心から反省し、責任をもって引退します」と島田さん。その決断を「潔い」とする声が芸能界で聞かれるが、暴力団幹部に解決してもらった時点でもう「アウト」だ。

 

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