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8月8日付 よみうり寸評

 〈来島記念などの落書きをしない〉〈歩道をはずれて歩かない〉――。東京都小笠原村はホームページに「自然と共生するための10か条」を掲載し、世界遺産に登録された小笠原諸島の自然を守っていこう、と呼びかけている◆大切な約束事が並ぶ中で、観光客が改めて徹底したいのは〈動植物は採らない、持ち込まない、持ち帰らない〉という“条文”だ◆小笠原諸島には数多くの固有の動植物が生息している。貴重な固有種を採取、捕獲したり、持ち帰ったりしないのはもちろんだが、よそから動植物を持ち込むことも避けなくてはならない◆元々は小笠原諸島にいない外来種が増えると、固有種を脅かす。大繁殖した米国産のトカゲが、元からいる昆虫を食べてしまっているのが典型例だ◆お盆休みに世界遺産の島を訪れる人は下船時、服や荷物に虫などが付いていないかをチェックしたい。靴の泥を落として、種子の侵入も防ぎたい◆〈貴重な小笠原を後世に引き継ぐ〉。10か条の最初の約束事はみんなの願いでもある。

2011年8月8日13時53分  読売新聞)

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