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8月2日付 よみうり寸評

 木星は太陽系で最大の惑星だ。それもけた外れに大きい。他の惑星をすべて合体させても木星の質量の半分くらいにしかならない◆別格の存在だが、実態はあまり分かっていない。厚い雲で表面が覆われ内部を観測できない。表面から見えるのは雲が描き出す渦や(しま)の模様だけだ。地球からの距離も遠い。太陽―地球間の約5倍だ◆米航空宇宙局(NASA)が今週末の5日(日本時間6日)、木星探査機ジュノーを打ち上げる。5年がかりで木星へ。到着後は約1年間、木星を周回して内部を探る◆もうひとつ、この探査機には重要な役割がある。宇宙探査用の太陽電池パネルの性能実証だ◆木星以遠へと向かう探査機はこれまで寿命の長い原子力電池を積んでいた。太陽光が弱く、太陽電池では発電量が足りないためだ◆だが近年、米国内の世論もあり、NASAは原子力電池の利用を縮小。今回の探査機は、長さ9メートルの大型太陽電池パネル3枚で電力を得る。木星より先に行かないのでなんとかなる、というが、さて。

2011年8月2日13時47分  読売新聞)

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