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7月13日付 よみうり寸評

 〈政府は場当たり的な対応に終始し国民の不信感はかつてなく高まっている〉――きのう全国知事会議が緊急提言でこう指摘した◆要は〈信なくば立たず〉という政治のイロハを国に突きつけたようなものだ。遅いかも知れないが、菅首相は肝に銘じるといい◆原発再稼働をめぐる閣内不一致について、首相は「私の指示が時期的に遅かったり不十分だったりして、関係閣僚、自治体の皆さんに大変混乱を引き起こした。おわび申し上げる」と言った。が、すぐその後に「安全性、国民の理解を得る点では重要な前進」と唯我独尊の弁◆弁解がおわびの心のまことを消してしまう。ストレステスト(耐性検査)の導入も「思いつき、場当たり」の指示ではないと言った◆どんな批判にもひるまず多弁だが、何を信じればいいのか。その〈不信〉こそ首相批判のポイントだが、ご本人はそれが分からない◆首相迷走の批判は多いが、今度は全国知事会の不信表明だ。「47都道府県の総意は重い」(会長の山田啓二京都府知事)。

2011年7月13日13時45分  読売新聞)

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