
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 49166 Content-Type: text/html ETag: "ad6bc-16ae-689b8700" Expires: Tue, 12 Jul 2011 03:22:12 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Tue, 12 Jul 2011 03:22:12 GMT Connection: close
![]() 熱中症に注意 お年寄りは迷わず冷房ONに(7月12日付・読売社説)日本列島全域で梅雨が明けた。いよいよ夏本番だ。毎年のことだが、この時期、熱中症にならないよう、体調管理には十分注意したい。 今年は梅雨のさなかから異常な暑さが続いている。 東日本と西日本の6月下旬の平均気温は、気象庁が統計を取り始めた1961年以降、最も高かった。6月に熱中症で病院に運ばれた人は全国で6877人に上り、昨年6月の3倍だった。 7月に入っても、夏の高校野球地方大会や、スポーツの部活動などで熱中症の症状を訴える生徒たちが相次いでいる。十分な水分補給と適度な休憩は必須だ。 現在、東北電力、東京電力管内では電力使用制限令が発動されている。関西電力や九州電力は、自主節電を呼びかけている。 ただ、節電を意識し過ぎて“節電熱中症”になってしまっては本末転倒である。無理に我慢することなく、エアコンや扇風機のスイッチを入れて涼をとるべきだ。 高齢になると体温の調節機能が低下する。昨年の熱中症の死者は史上最悪の1718人を記録したが、うち8割は65歳以上だった。室内でも、エアコンの設定温度を28度以下にして体感温度を下げるなど注意を払いたい。 暑さに関する様々な情報を生かすことも大事だ。気象庁は13日から「高温注意情報」を発表する。気温35度以上の猛暑日を予測し、その前日か当日に発表、水分補給などを呼びかける。 6月としては国内最高の39・8度を記録した埼玉県熊谷市は、公民館など17か所に休息所を設け、飲料水を配っている。自治体も猛暑対策に知恵を出してほしい。 心配なのは、東日本大震災の被災地だ。岩手、宮城、福島の3県の避難所では、依然1万8000人が不便な生活を送っている。 宮城県石巻市は、70人以上の被災者がいる避難所にはエアコン付きのプレハブを併設し、休憩所に使ってもらっている。こうした避暑施設はもっと増やすべきだ。 福島第一原発の事故現場では30人近い作業員が熱中症になった。東電には、作業員の 頭痛や吐き気、めまいなどが熱中症の初期症状だ。重くなると意識障害や呼吸困難を引き起こし、命にもかかわる。 暑さを感じたら、のどが渇いていなくても、こまめに水分や塩分をとるなどの予防が肝心だ。 節電も大切だが、体調管理を最優先し、酷暑を乗り切ろう。 (2011年7月12日01時09分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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