HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 37526 Content-Type: text/html ETag: "f5a17-1202-6e39c0c0" Expires: Thu, 16 Jun 2011 22:21:38 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Thu, 16 Jun 2011 22:21:38 GMT Connection: close 6月16日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


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6月16日付 よみうり寸評

 「国会には、菅の顔だけは見たくないという人が結構いる。ならば、この法案を早く通した方がいい、という手でいこうと思う」◆菅首相はこう言ってはしゃいでいた。国会審議で見る仏頂面とは大違い。再生可能エネルギー電気調達特別措置法案のことだ。「土俵際ですごく粘っている」と孫正義ソフトバンク社長◆一国のリーダーに明るい表情は望ましいことだが、現実の首相は四面楚歌(そか)。野党ばかりか政府・民主党からも早期退陣を迫られている。その状況を思うと満面の笑みは異様に見えた◆「1・5次」補正は「いこじと読むんですか?」(USO放送)などと皮肉られても、次々繰り出す「なりふり構わぬ延命策」に手応えを感じているのだろうか◆「部下が『介しゃくしたい』と刀を振り回している」(亀井国民新党代表)と評される状況だが、本人に切腹の気配は全く見えない。介しゃくはおろか「首に鈴をつける手立てがない」の見方も◆顔を見たくないとまでは言わないが、死に体の粘り腰?は見たくない。

2011年6月16日14時20分  読売新聞)

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