HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 37546 Content-Type: text/html ETag: "f4b20-1206-a1f70900" Expires: Fri, 10 Jun 2011 20:21:49 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Fri, 10 Jun 2011 20:21:49 GMT Connection: close 6月10日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


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6月10日付 よみうり寸評

 あすは6・11。東日本大震災の発生から3か月を迎える。いまなお避難生活を強いられている人が9万1523人(9日現在)◆この数字の背景には、仮設住宅の建設、入居が進まないことがある。進まないといえば、瓦礫(がれき)の撤去はさらに難しい状況だ。岩手、宮城、福島3県で発生した膨大な瓦礫のうち撤去されたのは、わずか18%にとどまる◆加えて東電福島第一原発の事故は収束の見通しが定かでない。復興の足取りは重い。そんな9日、衆院の震災復興特別委員会で、菅首相がこんな発言をした◆「仮設住宅に入った人が生活できること、瓦礫の処理、原発事故の収束に一定のメドがつくまで責任を持って仕事をしたい」◆「瓦礫処理は8月中に搬出を目標」とも述べたので〈首相、8月まで続投意欲〉と報じられた。原発事故収束も含めれば、さらに先への延命意欲とも読める◆「ここまでくるともはや〈危機管理〉の問題ではなく、〈菅理危機〉だ」と中曽根元首相(「菅直人君に引導を渡す」文芸春秋7月号)。

2011年6月10日14時13分  読売新聞)

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