
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 39639 Content-Type: text/html ETag: "19b01a-1650-a09d7180" Expires: Wed, 27 Apr 2011 23:21:36 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 27 Apr 2011 23:21:36 GMT Connection: close
![]() 両陛下東北へ 被災者を励ます温かいお言葉(4月28日付・読売社説)東日本大震災の被災者へのお見舞いを続ける天皇、皇后両陛下が27日、宮城県を訪問された。 震災後、東北地方に入られるのは初めてで、近日中に岩手、福島両県の訪問も予定されている。 被災地の人々、とりわけ避難所生活を送る人たちに、お二人のお言葉は大きな励ましとなろう。 両陛下は、津波で甚大な被害を受けた南三陸町と仙台市内の避難所を訪ねられた。体育館の床に両ひざをつき、一人一人に「お体は大丈夫ですか」「お大事にね」などと声をかけられた。 宮内庁によると、お二人は早期の現地入りを望まれていたが、被災地の状況を考慮し、1か月を過ぎて訪問が開始された。14日に千葉県旭市、22日は茨城県北茨城市の避難所などを見舞われた。 3月11日の震災発生以来、両陛下は被災地のニュースを見続け、「人々の心の支えになりたい。困難を分かち合いたい」という思いを強くされてきたという。 5日後の16日には前例のないビデオメッセージを発表された。 「被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません」「苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います」 陛下の思いが 計画停電が実施された際、皇居は対象外だったが、夜の停電時間に合わせ、ろうそくなどの灯を頼りにおにぎりなどの簡単な食事をとられるようになったという。 栃木県の御料牧場の鶏卵などを、職員を通じて避難者用に提供したり、那須御用邸の職員用宿舎の温泉を開放するなど、優しい気遣いも見せられた。 「人々の幸せも、不幸も、我がこととして受け止め、考え、実践されている」。羽毛田信吾宮内庁長官の短い言葉の中に、両陛下の胸中を察することができる。 両陛下は1991年、雲仙・普賢岳噴火の被災地を見舞われて以降、95年の阪神大震災、2004年の中越地震など大災害のたびに現地へ足を運び、被災者の話を聞き、励ましてこられた。 陛下は77歳、皇后さまは76歳。自衛隊機とヘリを乗り継ぐ被災地訪問はご負担だろう。お二人のお体にも十分な配慮が必要だ。 (2011年4月28日01時06分 読売新聞)
![]() 東京本社発行の最終版から掲載しています。
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