HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 39707 Content-Type: text/html ETag: "f43f9-11d0-e9396540" Expires: Sat, 09 Apr 2011 01:21:46 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sat, 09 Apr 2011 01:21:46 GMT Connection: close 4月8日付 よみうり寸評 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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4月8日付 よみうり寸評

 きのう深夜の揺れはマグニチュード7・4、宮城で震度6強。東日本大震災の3・11以後最大の余震◆津波警報、停電、一部でガス漏れ……仙台市など被災地ではあの日の恐怖がよみがえったことだろう。お見舞い申し上げる◆現地とは比較にならないが、東京でも「また来たか」と身構えた。3・11の打撃の傷跡がこの追い打ちで広がらないように祈る。特に福島第一原発は念入りに点検を望む。収束の道が一進一退で先の見えない状態から、一歩進んで二歩さがるようなことにならぬよう念ずる◆原発から20、30キロの半円で示される避難指示区域と屋内退避指示区域の人々の悩みは深い。放射能との戦いが長期戦になってきた◆本紙調べで避難指示圏に101人、屋内退避圏に2万1283人がとどまっている。屋内退避を続けた後に、自主避難など促されても、決断は易しいことではない◆避難した住民の一時帰宅など政府のフォローが必要だ。〈原子力 郷土の発展 豊かな未来〉――そんな標語が色あせて泣いている。

2011年4月8日13時46分  読売新聞)

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