
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 40218 Content-Type: text/html ETag: "fe9b8-1213-67a6e40" Expires: Sun, 20 Mar 2011 23:22:20 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Sun, 20 Mar 2011 23:22:20 GMT Connection: close
![]() 3月21日付 編集手帳「水平線いっぱいに広がる巨大な泡立つ白壁が、海上を滑ってくるのがくっきりと見えた」――。元日本原子力研究所研究員で作家の高嶋哲夫さんの小説「TSUNAMI」は、東海大地震による大津波が日本列島を襲う瞬間をリアルに描き出している◆しかし、現実の東日本巨大地震がもたらした津波の災厄は、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を含め、机上の想像をはるかに超えるものだった◆大津波は忘れたころに必ずやってくる。江戸時代には大阪城下や紀伊半島、四国、沖縄など各地で津波による大災害がおきている。明治以降では、1896年と1933年の二つの三陸大津波が語り継がれてきた◆体験を継承しようと、江戸末期の南海大津波を素材とした物語がしばらくの間、小学校の国定教科書に採用されたこともあった。しかし、近年は津波災害に対する国民の記憶は風化し、危機感も薄らいでいた◆過去の教訓から三陸沿岸に建てられた巨大な防潮堤への信頼もあったのだろう。だが、今回の大津波はこれらの防潮堤を軽々と越えていった。これからも厳しい自然との闘いが続く。 (2011年3月21日00時54分 読売新聞)
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