
HTTP/1.0 200 OK Server: Apache Content-Length: 38623 Content-Type: text/html ETag: "15cefe-167c-6739e780" Expires: Wed, 02 Mar 2011 20:21:41 GMT Cache-Control: max-age=0, no-cache Pragma: no-cache Date: Wed, 02 Mar 2011 20:21:41 GMT Connection: close
![]() プロアマ交流 野球界の底上げにつなげたい(3月3日付・読売社説)プロ野球チームと大学野球チームの交流試合が今月、解禁となった。 これを機に、プロとアマチュアの交流を一層促進し、球界全体のレベルアップにつなげてほしい。 1日には最初の試合として、巨人の二軍と中央大が対戦し、3―3で引き分けた。中大の選手は本塁打も放った。プロ投手の球を見事にはじき返したことは、大きな自信になったはずだ。 「プロはよく振れていた。集中力が違うのかな」と語る選手もいた。プロのレベルを肌で感じた貴重な体験を、これからのプレーに生かしてもらいたい。 プロ側には、プライドにかけて負けられない、という重圧もあっただろう。学生との対戦は、自らの原点を思い返す良い機会となったのではないか。 日本の野球界では、プロとアマチュアの断絶状態が続いた。背景の一つとして、裏金問題など、プロ側の行き過ぎた勧誘があったのも事実だ。過去を教訓に、プロ・アマ双方がルールに 大学、高校野球では、戦後間もなく制定された日本学生野球憲章が、プロとの試合、練習を原則として禁じていた。学生野球が商業的に利用されるのを防ぐことなどが目的だった。 大学、高校野球を統括する日本学生野球協会は昨年、その憲章を全面改正し、プロとの対戦や練習などを認めた。プロの高度な技術を学生野球の発展に生かそうという声が、プロとアマ双方から高まったためだ。 ただ、プロと高校の試合については、解禁が見送られた。プレーのレベルや体力の差などを考えれば、やむを得ないことだろう。 プロと大学の試合は、大学が休暇中の3月と8月に限られる。観戦は無料とすることが条件だ。阪神―明治大など、今月中に複数の試合が予定されている。 大学の有望選手がプロに挑む。ファンにとっては、野球を見る楽しみが一つ増えたといえる。 プロ選手がシーズンオフに母校で練習する条件も緩和されている。そうした機会に、高校球児もプロの技に接してほしい。 プロ出身者が大学チームなどの監督になる指導者交流が、より活発化することも期待したい。 日本は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を果たしている。今後も世界のトップレベルを維持していくためには、球界一体となった強化への取り組みが欠かせない。 (2011年3月3日01時28分 読売新聞)
東京本社発行の最終版から掲載しています。
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