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2月22日付 よみうり寸評

 〈隔靴掻痒(かっかそうよう)〉――かゆいところに手が届かない。そんなもどかしさを感じるばかりなのが残念だ◆せっかく開いた衆院予算委員会の「政治とカネ」に関する集中審議のこと。この問題で今一番聞きたいのは民主党の元ツートップ、小沢一郎、鳩山由紀夫両氏、いわゆる小鳩コンビの件◆だと思うが、そこに焦点が絞り切れず、そのうえ二人は出席していないから、質疑も隔靴掻痒の感だ。例えば鳩山前首相が母から長期間、毎月1500万円もの巨額な贈与を受け続けた話◆国税当局は個別の事案には答えないの一点張り。前首相は遅れて納税した後、時効分の還付を受け、利息も付いているようだが、これも一般論でしか答えない◆贈与税の取りすぎを利息つきで返還する話なら、先日の最高裁判決、「武富士」父子の海外での税逃れの件を思う。何やらに追い銭みたいな話で釈然としない◆折しも納税期。前首相は資料提出を一度は約束したが果たさない。証人喚問が望まれる小沢氏ともども国会の場で話した方がいい。

2011年2月22日13時56分  読売新聞)
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