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2月17日付 よみうり寸評

 〈こんな優柔不断な人物に国政を委ねたらどんなことになるのか〉――かつて評論家・江藤淳氏が書いた。鳩山由紀夫前首相のこと◆〈国民の安全を保障する国家の防衛について真剣に考えた形跡がまったくない〉ともある。もう15年も昔、江藤氏生前の「鳩山家四代の禍根」という文にあるのだが、氏の炯眼(けいがん)に感服する◆氏の見立て通り鳩山氏を首相の座につけたらとんでもないことが起きた。とりわけ普天間問題で江藤氏の危惧は実証された。そして首相の座を降りた今もとんちんかん発言が続く◆「米海兵隊の抑止力を方便で使った」発言が波紋を広げている。沖縄も米国もいやだれもがあきれた。政治家としての資質を疑う◆首相在任当時から発言のぶれは甚だしく、振り返って列挙するには紙幅がとても足りないが「首相を降りたら影響力は行使しない方がいい」「次期選挙には出ない」はもう一度その発言に戻るべし◆海外で「ルーピー」、国内、民主党内でも「能天気」。そんなリーダーなんぞ真っ平御免だ。

2011年2月17日14時05分  読売新聞)
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